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一級建築士試験<構造>_ルート2について

ルート2は、許容応力度等計算の一部で、高さ31m以下の建築物に適用されます。ルート2は、高さ方向の剛性の変化や平面の偏心を小さくし、かつ、比較的簡単な考え方によって一定以上の強度、剛性・靭性を確保することで、大地震に対する安全性を確保する設計法です。

具体的には、

①層間変形角≦1/200の確認

②剛性率≧0.6、偏心率≦0.15の確認

③塔状比≦4の確認

を行います。構造計画を考えるうえで基本的な考え方であり、実務を考えれば構造設計者はこの辺の値は意識をしながら設計しています。法律上、ルート2設計法とするならば、要件を満足している必要がありますが、「ルート3設計法としたから、気にもしていません。」というわけではないです。さて、試験では、法律だけを問われますので、ルート2では上記の要件を満足していることが必要ということを覚えておきましょう。

また、各項目直観的にも「まぁ、そうりゃあそうか」と思える内容ですので、試験では数値を問うてきます。寝る前に10回唱えて覚えておきましょう。

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