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はじめに
高所作業に欠かせない命綱であるフルハーネス型墜落制止用器具(いわゆるフルハーネス安全帯)は、近年の法改正によって使用が原則義務化されました 。
建設現場での墜落事故を防止し、労働者の安全を守るためには、法に適合した適切なフルハーネスを選び、正しく使用することが重要です。
この記事では、フルハーネス義務化の背景や墜落事故の現状を踏まえ、失敗しない選び方のポイントと最新おすすめ製品5選を紹介します。
さらに現場での活用状況や正しい使い方も解説するので、フルハーネスの購入・導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

法改正の背景:フルハーネス義務化の理由
2019年の労働安全衛生法改正により、高所作業での安全帯使用ルールが見直され、フルハーネス型の使用が原則義務化されました 。
背景には、従来使われていた胴ベルト型安全帯では墜落時に内臓損傷や胸部圧迫など重大な危険性が指摘されていたことや、国際規格で全身を複数点で保持するフルハーネス型が主流だったことがあります 。
この法改正により、安全帯の名称も「墜落制止用器具」に変更され、旧規格品の使用・製造・販売は禁止となりました 。
現場では2022年1月以降、新規格を満たすフルハーネスへの切り替えと、安全に使用するための教育徹底が求められています 。
墜落事故の現状:建設業における課題
高所からの墜落・転落事故は依然として建設業の死亡事故原因で最も多く、対策が急務です。
実際、厚生労働省の統計(令和5年)では建設業の死亡者223人中、墜落・転落による死亡者は86人(約38.6%)で最多となっています。


長期的に見ると減少傾向にはあるものの、いまだ全産業中で建設業の占める死亡事故割合は約3割と高水準です。
こうした現状を踏まえ、墜落防止対策の強化としてフルハーネスの普及と正しい使用が推進されています。
法令遵守はもちろん、安全意識の向上や現場環境の整備を通じて「死亡事故ゼロ」を目指す取り組みが業界全体で展開されています 。
フルハーネス安全帯の選び方ポイント

フルハーネスを選ぶ際には、法律で定められた基準を満たすことはもちろん、使用者の体格や作業内容に適した性能・機能を備えた製品を選定する必要があります。以下では、フルハーネス選びで重視すべきポイントを解説します。
1. 新規格に対応した製品を選ぶ
まず最優先で確認したいのが法令適合性です。購入しようとする安全帯が最新の規格に適合した「墜落制止用器具」であるかを確認しましょう。
旧規格(いわゆる「安全帯」表記)の製品は既に使用禁止となっており、2022年以降はフルハーネス型を含む新規格品への買い替えが必須です 。
製品に「適合規格」や「GSマーク」等の表示があるか、また厚生労働省告示の安全基準を満たしているかをチェックしてください。
2. ハーネス本体の形状・構造を確認する
フルハーネス本体の形状や構造も重要な選定ポイントです。
肩から腿(もも)にかけて身体を支えるベルト構造には、背中部分がH型(I型)やX型(Y型)になるタイプなど製品ごとに特徴があります。
背中ベルト形状は、装着時の安定性だけでなく腰道具(工具袋)の装着しやすさにも影響します。
例えば、腰回りに道具を多く装着する方は背中がH型で腰回りにスペースがあるデザインが適しています。
加えて、腿ベルトの形(水平型かV字型か)によって装着感が異なるため、自分が快適に動ける形状のハーネスを選びましょう 。
3. サイズ・フィット感と耐荷重のチェック
自分の体格に合ったサイズであることも安全帯選びの基本です。
ハーネスは各メーカーからM・Lなど複数サイズ展開されており、ベルトの長さ調節幅も製品によって異なります。
着用した際に各ベルトを適切に締め付けられ、体にフィットするものを選びましょう(緩みやねじれがない状態で確実にバックルを連結できることが重要です )。
また、ハーネスには耐荷重(使用可能な最大重量)の規定もあります。
自分の体重と装備品の重量を合計しても安全に支えられる耐荷重を備えた製品を選定してください 。
一般的に128kg程度まで対応した頑丈なモデルだと安心感が高まります 。
4. ランヤードの種類と長さを選ぶ
フルハーネスとセットで使用するランヤード(命綱)の種類も検討しましょう。
ランヤードには伸縮しないロープ式と、自動で巻き取って余長を減らす巻取式(リール式)があります 。高所での作業性を重視するなら、邪魔になりにくい巻取式ランヤードが便利です。
一方、巻取式は価格が高めになるためコストとの兼ね合いも考えます。
また、ランヤードは一本のシングルタイプか、二本一組のダブルランヤードタイプかも重要です。
高所で移動しながら常時どこかに接続しておきたい場合は、ダブルランヤード式を選ぶと安全性が高まります 。
さらに長さは作業環境に適したものを選び、必要以上に長すぎるものは避けてください (ランヤードは短いほど墜落時の衝撃を抑えやすく安全です)。
5. 付加機能・メーカーの信頼性も確認
最後に、フルハーネスの付加機能やメーカーの信頼性もチェックしましょう。
ショックアブソーバー(衝撃緩衝装置)が付属している製品であれば、万一の墜落時に衝撃をさらに緩和してくれます。
フック(カラビナ)の形状・開口幅、バックルのワンタッチ機能、肩や腿部のパッド有無、工具吊り下げ用D環の数なども使い勝手に影響するポイントです。
例えば、片手で操作しやすいワンタッチバックル式や、大開口フックで梁などに掛けやすいものは現場で重宝します 。
また、藤井電工(ツヨロン)やサンコー(タイタン)、タジマ、トーヨーセフティ、3Mなど実績あるメーカーの製品は信頼性が高く、交換部品やアフターサポートも充実している傾向があります。
安全命綱となる器具ですので、価格だけでなく品質面でも安心できるブランドのものを選ぶと良いでしょう。
2026年最新おすすめフルハーネス5選
ここでは、上記の選定ポイントを満たす最新のおすすめフルハーネス5製品を厳選して紹介します。
それぞれ新規格対応はもちろん、使い勝手や安全性で高い評価を得ているモデルです 。
Amazonや楽天市場など通販で入手しやすい人気製品を中心にピックアップしています。
1. 藤井電工『カイトハーネス TH-521』
国産大手メーカー藤井電工(ツヨロンブランド)の新規格対応フルハーネス。
背中X型で腰道具と併用しやすい設計になっており、腿ベルトはフィット感の良い水平型です。
ワンタッチ式バックル採用で着脱がスムーズなうえ、軽量で長時間作業でも負担が少ないと評判のモデルです。

藤井電工(Fujii Denko) 新規格 フルハーネス型 カイトハーネス KITEハーネス フルハーネス本体のみ Mサイズ 130KGまで対応 ブラック 黒 TH-521-OT-BLK-M 腰道具を多く装着してもズレにくい ワンタッチで胴ベルトの着脱が可能 着脱が容易なワンタッチバックル 水平型腿ベルト 日本製 2023年モデル 高所作業 墜落制止用
2. トーヨーセフティ『フルハーネス 墜落制止用器具 FGH-133W』
安全保護具メーカーのトーヨーセフティによるフルハーネス。
肩・腿ベルトにパッドが付属し、重作業でも体への食い込みを抑え快適性を高めています。
ランヤードは別売りですが、耐久性の高い素材としっかりとした縫製で安心感があります。
比較的手頃な価格ながら新規格適合でコストパフォーマンスに優れた製品です。

TOYO 新規格 墜落制止用器具 (旧安全帯) フルハーネス型 小型巻取式W No.FGH-133W [落下防止 電気工事 高所での安全作業]
3. タジマ『ハーネスGS 蛇腹式ダブルランヤードセット (A1GSMJR-WL2BK)』
工具メーカーのタジマが展開するフルハーネスセット。
巻取式ランヤード(蛇腹式)を2本備えたダブルランヤードタイプで、常にフックを掛け替えながら安全を確保できます。
肩ベルトはY字型でアクティブフィット構造を採用し、太めの46mm幅ベルトが肩や腿への負担を軽減 。
重量はややありますが安定感が高く、ハードな高所作業にも耐えうるプロ仕様モデルです。

タジマ 新規格安全帯 フルハーネスGS・蛇腹式ダブルランヤードセット Lサイズ黒 束縛感の少ないY型構造 短くなるので邪魔にならない蛇腹式 ランヤード長150cm より戻し付き硬質焼入ゲートスチールフックL2 フックハンガー付 A1GSLJR-WL2BK
4. サンコー(タイタン)『パンゲアハーネス ホライゾン PAHN-10A-BL』
墜落制止用器具の老舗ブランド**タイタン(サンコー)**の代表的フルハーネス。
胴ベルト一体型の「パンゲアハーネス」シリーズで、ホライゾンは高所作業車や鉄骨工事にも対応する汎用モデルです。
独自の特許構造ベルトによりフィット感と耐久性を両立し、落下時には肩甲骨あたりでしっかり身体を保持します。
腰部に工具を吊り下げるD環も標準装備され、建設現場で幅広く使われている信頼の一品です。

タイタン【TITAN】パンゲアハーネスホライゾン PAHN-10A-BL-L (腿水平型/新規格 墜落制止用器具/軽量ハイグレード/ワンタッチバックル/肩・背中クッション標準装備/胸ベルト換装でフロントD環仕様が可能/スタッフバック付き/ Lサイズ/動き易い/着心地が良い/作業ベルト併用で高いフィット感/黒色ベルト)
5. 藤井電工『レヴォハーネス TH-508』
再び藤井電工から、最新のレヴォハーネスシリーズをご紹介。
こちらは巻取式ダブルランヤード対応のハイスペックモデルで、腿ベルトをV字型に配置することで落下時に体を包み込むよう支えるデザインになっています 。
片手で操作できる巻取り式ランヤードを採用しており、高所での繊細な作業時にも扱いやすいのが特長です 。
価格はやや高めですが、安全性と作業性を両立したいプロ志向の方におすすめできます。

[藤井電工] 新規格 フルハーネス型 レヴォハーネス ノビロン 伸縮ロープ式 ブラック レッド 黒 赤 Mサイズ TH-508-2NV93SV-OT-BKR-M-2R23 V型腿ベルト ツインランヤード 2丁掛けランヤード 着脱が容易なワンタッチバックル 日本製 高所作業 墜落制止用器具 フルハーネス 安全帯 ツヨロン TSUYORON
(※上記の価格や型番は2026年時点の情報です。購入時は最新版モデルの仕様・適合規格をご確認ください。また、本ブログが製品の品質や安全性を保証するものではありません。)
現場でのフルハーネス活用状況と安全な使い方
フルハーネスを現場で正しく導入・活用するためのポイントも押さえておきましょう。
まず、法律上の義務としてフルハーネスを使用する作業に従事する労働者は所定の「特別教育」を受講する必要があります。
事業者は作業員に安全衛生特別教育を受けさせ、修了証の携帯を義務付けることで、安全帯の正しい使用方法を習得させなければなりません。
教育内容にはフルハーネスの正しい装着方法や墜落防止措置についての実技講習も含まれます 。
正しい着用方法にも注意が必要です。
フルハーネスは各ベルトを順序どおり締め、身体に密着させて初めて効果を発揮します。
装着手順の基本は「肩ベルト→胸ベルト→腰ベルト→腿ベルト」の順にバックルを確実に締め、最後に各部の長さ調節を行います。
装着後はベルトの緩みやねじれがないか、バックルが確実に固定されているかを入念に確認しましょう 。
作業中は安全帯取付設備(命綱をかけるアンカー)に正しくフックを掛けて使用します。
強度が十分で鋭利な角がない適切な支点にランヤードをかけ、かつ万一落下した際に下方の障害物に激突しない位置を選定します 。
高所で移動を伴う際は、必ず2本のランヤードを交互に掛け替え、常にどちらか一方は命綱が掛かった状態を維持してください 。
これによりフック掛け替え時の無防備状態をなくし、墜落リスクを低減できます。
また、可能な限りフック取付け位置は自分の胸より高い位置にする、長いランヤードより短いものを使う等、墜落距離と衝撃を最小限に抑える工夫も重要です 。
現場ではフルハーネスと併せて、親綱(ライフライン)や安全ブロック(巻取式の落下防止装置)などの関連安全機材も活用され始めています。
単に器具を導入するだけでなく、正しい知識と使用習慣の定着こそが労働災害防止につながります。
定期的な装備の点検(損傷や劣化がないか確認)や、ヒヤリハット事例の共有などを通じて、現場全員で安全意識を高めていきましょう。
まとめ:フルハーネスで高所作業の安全を守ろう
フルハーネス型墜落制止用器具の義務化の背景には、繰り返される墜落事故を何とか減らしたいという業界全体の強い想いがあります。
法改正に適合したフルハーネスを正しく選び、正しく使うことは、現場で働く皆さん自身の命を守ることにつながります。ぜひ今回紹介した選び方のポイントを参考に、自分の作業環境に合った信頼できる製品を選定してください。
そして、購入後は特別教育で学んだ知識を活かし、適切な使用方法のもとで活用しましょう。
フルハーネスと安全対策を万全にし、**「安全第一」**の現場づくりを実現することで、重大な墜落事故ゼロを目指していきましょう。
参考文献・情報ソース:(法改正の詳細や統計データ、製品情報等) ほか.

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