実務– category –
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何故禁止!?あなたが知っておくべき鉄骨造建物の現場溶接重要ポイント
鉄骨造建物の現場が始まると早々に鉄骨図のやり取りが始まります。 鉄骨図は構造設計の分野だからと、意匠設計者は仕上げまで確定まで余裕があると考えていると大間違いです。 鉄骨造の仕上げの多くは、溶接に仕上げ取り付け用のピースを付けてくる必要が... -
防水工事の保証期間10年の工学的根拠と歴史的背景を紐解く
建築業界で当たり前のように言われる防水保証10年。 特に疑いもなく、みんな「防水保証は10年だよね」というが建築業界の常識です。 では、その防水保証10年はどんな工学的な根拠に基づくものなのか、調べてみました。 また、その保障は、実際の防水... -
エコ建材の意外な落とし穴: 高炉スラグコンクリートのデメリットと対応策
脱炭素社会実現に向けて、脱炭素コンクリートの普及が始まろうとしています。 その中で、脱炭素コンクリートはひび割れ抵抗性については、弱いということも知られています。 今回は、脱炭素コンクリートのひび割れに対する注意事項と対応策を紹介します。 ... -
ひび割れを予防する誘発目地の科学:失敗原因と解決策
鉄筋コンクリート造建物において、美観や耐久性の確保ために、ひび割れの制御は重要です。 今回は、ひび割れを制御するうえで最も用いられる誘発目地について、 誘発目地がうまく機能せず失敗してしまうパターンとその要因を学び、有効な対策までを紹介し... -
折半屋根での雪害を未然に防ぐための準備ガイド
2月の中盤から後半にかけて数年に一度関東地方でも大雪が降ります。 2014年2月の大雪では、積雪後の降雨により、大スパン・緩勾配の屋根を持つ、倉庫や体育館、カーポートに多くの被害はありました。 これを受けて2019年には積雪荷重に関して建築基準法告... -
現代のトイレ設計:実践的なアプローチ解説と事例多数の書籍紹介
現代の建築設計では、トイレの快適性と機能性は、利用者の満足度に直結する重要な要素です。 公共施設、オフィスビル、商業施設など、多くの人が利用する場所において、トイレの設計は、施設設計成功を左右するクリティカルなポイントとなります。 この記... -
【実務に役立つ】免震建物は敷地境界からどのくらい離れればOK?計画初期に一番悩むポイントをわかりやすい解説!
大きな地震の後には免震建物が注目されます。 建物をいかに免震建物で計画するかについて、初期段階で下記のような悩み出てきます。 「免震建物はどのくらいの敷地境界から離す必要があるか?」 これは、建物の位置を決めるために、非常に重要な事項で、計... -
屋根上設置太陽光パネルの意外と知らない不都合な真実?
脱酸素社会・持続可能なエネルギー源への最初の取り組みとして選択される太陽光発電。 私たちの生活においても比較的当たり前に取り入れられるようになりました。 一方、これまでの経験を通して、設置方法について見直しが必要な事実もわかってきています... -
〈実務に役立つ〉かぶり不足の解決法!現場での効果的な補修方法を分かりやすく解説!
現場での躯体工事検査時に最も指摘されるのが「かぶり厚さ不足」でしょう。 かぶり厚さは、仕様書通りの標準的な施工を行っても、必ずしも規定値を確保できるとは限りません。 それにも関わらず、法律にも規定されるほど、役割としては重要です。 また、場... -
コンクリートひび割れを減らす有効な方法:単位水量制限だけではダメ!?
コンクリートのひび割れの要因のひとつに乾燥収縮がある。 乾燥収縮の抑制について、多くの技術者が真っ先に思い浮かべる方法は単位水量の低減でしょう。 ところが、最近の研究では、単位水量低減による乾燥収縮ひずみの低減は限定的であり、 これだけでは...